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□HAPPY QUEST□

2003イギリス-2



イギリス旅行記

-湖水地方-
2003.2.18-19

1泊で、湖水地方へ行ってきました。

2月18日 天気は晴れ
 朝の5時半過ぎに、ホテルからタクシーでEustonに向かいました。
 参加するMY BUSのツアーは、Eustonで鉄道に乗ることから始まります。

 今回乗るのはVirgin Trainの2等席。
 イギリスの鉄道は、こんな感じです。

     

 揺られること約4時間、やっとOxenholmeに到着しました。
 鉄道を降りるときにちょっとしたハプニング。
 ドアの開け方が分からない…。
 Oxenholmeを過ぎてしまえば、次がどこかはもちろん把握していないし、
 駅で待っているガイドさんへの連絡方法も知りません!!
 慌ててまだ降りないお客さんに声をかけて、開けてもらいました(^_^;

 少し寒いけど、いい天気!
 ガイドのジェーンとは、駅の売店の前で待ち合わせでした。
 とても気さくな女性で、分かりやすい英語を話してくれます。

 まずは、Bowness on Windermere(以下、Bowness)へ。
 今日のツアーは半日なので、まずはB&Bにチェックインです。
 今回泊まるのは、ELIM BANK HOTEL。

     

 もっと質素な感じをイメージしていたので、きれいでおしゃれな建物にびっくりしました。
 ツアーの待ち合わせ場所であるRoyality Cinemaからも近いし、とてもいい感じです。

 ツアーが始まるまでは少し時間があったので、Bownessで昼食をとりました。
  (→食事に関してはこちらを参照)
 
-HALF DAY PETER RABBIT AND LAKE CRUISE-

 私たちだけのためのツアーです(笑)
 オフシーズンなので、仕方がないんですが、気楽に回れそう。

 まずは、もっとも大きな湖Windermereの横を通り、Beatrix Potterが買い取ったというHill Top農場へ向かいます。

    湖水地方全体はNational Trustによって管理される国立公園です

    これがBiatrix Potterが住んでいた家

    ファームハウス 実際に羊の世話をしたりする人が住んでいました
    
↑クリックすると、看板の文字が見えます。

 こんな広大な土地を買うなんて…とは思いましたが、ここがかの有名なPeter Rabbitのお話の原点というわけですし、
 ここにBiatrix Potterが住まなかったら、あのお話はなかったかもしれませんからね。

    湖水地方にはとにかく羊が多い!

 Biatrix Potterは、この広大な土地をNational Trustに寄付するときの条件のひとつとして、ハードウィックという種類の
 羊だけを飼育するように、ということを挙げたそうです。
 ハードウィック種は、毛の色が灰色で、産まれてから1年の間だけ黒い毛に包まれています。

 Hill Topを出た後は、Esthwaiteを通り、Howksheadという小さな村へ。
 昔Grammer Schoolだった建物や、小さな教会、そしてかわいらしいお店がありますが、何せオフシーズン。
 開いているところはごくごくわずかでした。

 次に向かったのは、DOVE COTTAGE。

    

 ここは、William Wordsworthが暮らしていた家で、保存状態がとてもいいです。
 中を見学できるようになっていて、近くにはちょっとしたミュージアムもありました。

 DOVE COTTAGEからは、素敵な景色が見えます。(どこもなんですけどね…)

    写真が小さくて見づらいかもしれませんが…

 湖水地方では、石が積み上げられた壁、というか塀を見ることができます。
 ガイドさんに聞いたところ、セメントを一切使わずに、パズル用に積み上げられているそうです。
 また、日本に帰ってから英会話の先生に聞いたことなんですが、こういう石の塀には、ひとつキーストーンがあって、
 他のどの石をひとつ抜いたところで変化はないのですが、そのキーストーンを抜くと一気に塀が崩れ落ちる、
 ということだそうです。
 確か、日本のどこかの城壁にもそんなのがある…という話を聞いたことがあるようなないような…

 そして、Bownessに戻ります。
 最後はThe World of BIATRIX POTTER Attractionというかわいいミュージアム。

    壁にこんなかわいい模様が

 exhibitionはcloseでしたが、小さなアトラクションには入ることができました。
 Peter Rabbitは好きですが、お話を読んだことはないんです…。
 行く前に読んでおけば、よりアトラクションを楽しめたかもしれません。

 ガイドさんとはそこで別れたので、あとは自由にBownessを散策することに。
 といっても、あくまでオフシーズンですから(笑)、お店の閉まるのが早いこと早いこと…。
 その前に!と、慌ててPeter Rabbitのグッズショップへ。

    

 写真を見ると分かると思いますが、ちょうどセール中でした。
 ここが今回最も買い物に重点を置こう、と考えていたところだったので、思いっきり買い物しました。
 グラスやマグカップなどは、4月からの一人暮らしに備えて。

 他にも何軒かお店を見て回り、食事をして終了。
 一日でいろんなところに行けた気がします。
 B&Bは快適で、ぐっすり寝ました。
 っていうか、寝すぎて朝起きたら頭や首が痛かった…。


2月19日 天気は晴れ
-FULL DAY NINE LAKES PHOTOGRAPHER’S TOUR-

 今日は、一日たっぷり回るコース。
 ガイドさんは昨日と同じジェーンでした。

 まずは、Tarn Howsという湖へ。

     

 ここは水深が浅いので、湖全体が凍っていました。(写真の3枚目が分かりやすいかな?)

 その後はConiston Waterへ。

    

 ここは、ボート競技が行なわれることで有名だそうですが、昔大きな事故があり、有名なボート走者がボートごと
 沈んでしまったそうです。。。
 cafeには、事故やボートの引き上げの様子などが写真入で掲載されている新聞が貼ってあります。

 次の目的地に向かう途中、Yew Tree Tarnを通ります。

    半分凍っているのですが、氷の上で白鳥が2羽が休憩中

 白鳥は、毎年つがいで同じ湖にやってくるそうです。
 春先には、子供も生まれるとか…。

 次はAmblesideにあるBridge Houseへ。
 夏場は、とても小さな道沿いにあるので、車を停めることができず、車窓から眺めるだけだそうですが、
 何といってもオフシーズン(しつこいっ!)なので、車を停めて、写真をとることができました。

    

 橋と一体になった小さな家で、2階への階段は外にあります。
 びっくりするくらい小さいのですが、実際に人が(しかも、家族で)住んでいるというので、びっくりしました。

 そして、次はGrasmere。
 ここでは、Wordsworthのお墓と、有名なGinger Breadのお店に立ち寄りました。

 Wordsworthが家族とともに埋葬されているのは、St. Ozwald Churchという教会です。
 一応お墓なので、写真を撮るのは控えましたが、かわいい花が咲いていました。

    Snow Dropという花

 英会話の先生が「かわいいから、見つけておいでよ」と言って教えてくれていたので、ガイドさんにあらかじめ頼んで、
 花がある場所を教えてもらったんです。
 湖水地方では、春が近づくと、まず最初にこの花が咲くとか。(ちなみに、Hyde Parkでも目撃しました)

 そして、教会のすぐ横にあるGinger Breadの有名なお店、SARAH NELSON。

    オリジナルのレシピを持っていて誰も真似できない味だそうです

 Ginger Breadは初体験でしたが、かなりスパイシーなのにはびっくりしましたね。
 かすかな柑橘系の香り(オレンジピールが少し入っている模様)がさわやかでした。

 次に向かったのは、Thirlmere。
 ここは、私がもっとも気に入った湖です。

     

 びっくりなんですが、マンチェスターに飲用水を運ぶために作られた、man-madeの湖なんです。
 今でも、マンチェスターの豊かな水源として、重宝されているみたいです。
 飲用水になるわけですから、ボートなどは禁止されているそうです。

    水がこんなにきれいです!水深も深いので、凍りません。

    これはポンプルーム

 Derwent Water一帯でもっとも写真撮影に適しているとされるAshness Bridgeに到着しました。

    ポストカードやチョコレートのパッケージなどによく使われる写真だそうです

 そして、その先にはsurprise viewが待っています!
 その名の通り、びっくりするほどきれいな景色が見られるということでしたが、途中の道が凍っていて、
 車が通れないほどです。
 そこで、少しの距離だけ車を置いて、徒歩で向かいました。
 私の写真の技量に問題があるだけで、本当はもっと(びっくりするほど)きれいです。

    

 左の写真はDarwent Water、右の写真がBassenthwaiteです。
 このポイントからは、2つの湖が一度に見られるということで、美しいとされています。

 残す場所もあとわずか。
 Keswickという街に到着しました。
 1時間ほど自由時間だったため、ランチをとって(→食事に関してはこちらを参照)、少し散策。
 Keswickには、オフシーズンでもたくさんのハイカーが訪れるため、中央の駐車場にはいっぱい車が。
 街中も結構活気に満ちていました。

 さてさて、最後になりました。
 Castlerigg Stone Circle、Stonehengeの小さいバージョンという感じですが、Stonehengeと違って、石にふれたり
 上に乗ったりすることができます。

   
    
↑上の写真をクリックすると、Stone Circleについてのプレートを見ることができます。

 それに、周りの景色がやっぱりすばらしいですよね。
 そういう意味では、Stonehengeよりも神秘的に思えるかもしれません。

 隣の農場で、羊の赤ちゃんを発見!

    ここでは、3組の親子を見たかな?

 ガイドさんがびっくりしていたんですが、普通子供が生まれるのは5月くらいなので、こんな時期に赤ちゃん羊を
 見ることができるのはラッキーだそうです。

 長いツアーも終わり、Bownessに戻ってきました。
 まだ見ていなかったのでWindermereで降ろしてもらいました。

    さすがいちばん大きい湖とあって、迫力が違いました。

 人に慣れすぎている白鳥が6羽。

    

 友達が指をかまれていました(笑)
 えさをもらえると勘違いしていたようです。

 少しだけ自由時間があったので、買い残したおみやげなどをゲットし、B&Bに荷物を受け取りに戻って、
 挨拶をしました。

 最後、Oxenholmeまで送ってもらい、鉄道に揺られてEustonへ戻りました。
 帰りは結構寝られたので、Eustonに着いたときは比較的元気でした。

 念願だった湖水地方、お天気にも恵まれて、本当にいい旅ができました!!!!!



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